レイ・ダリオが全ての人に贈る『プリンシプルズ』
『プリンシプルズ』は自己啓発書でもなければ、営業のバイブルでもない。ヘッジファンドのゴッドファーザー、レイ・ダリオがブリッジウォーターで培った、人生におけるちょっとした経験則だ。以下は、私が自分なりに要点をまとめ、分析したものであり、原文の抜粋ではない。
1. 自分の能力の限界を認め、自分より優れた人と共に働く。
この世で最も平等なのは時間だ。誰の人生にも限りがある。その大前提のもと、いかに短い時間で目標を達成するかが極めて重要であり、それは言わば別の意味で寿命を延ばすことでもある。しかし、完璧な人間などいない。誰しも知識や見識に欠ける部分がある。その不足を率直に認め、優秀な人材と協力することで、最も効率的に問題を解決できる。
2. 失敗から学んだ教訓を体系化する。
マーフィーの法則:間違える可能性があるものは、必ず間違える。もし誰かが仕事でミスをしたからといって即座に解雇し、「ミスは許さない」と宣言すれば、他の社員はミスを隠蔽するようになる。その結果、より大きく、代償の高い失敗を招くことになる。ミスが起きたら、まず責任追及ではなく問題解決に注力する。その後、経験を整理し、系統立ててまとめることで、同じ過ちを繰り返さないようにする。
3. ほぼ常に、まだ見つかっていない道が存在する。だからこそ、目先のわかりやすい選択肢で妥協するのではなく、見つかるまで努力すべきだ。
ある問題に対して二つの解決策が浮かんだ場合、軽率に決断を下すべきではない。第三の選択肢を探すように努めるべきだ。
4. 完全な公開・透明性のもと、率直に意見を交わす。
思考をオープンにし、コミュニケーションのコストを下げる。上司であれ一般社員であれ、誰でも遠慮なくアドバイスや問題点を指摘できるようにする。暗示や遠回しな表現でのやり取りは、悪影響を及ぼす可能性があるため、避けるべきだ。